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自分に似合うヘアスタイルの見つけ方や、Rawのライフスタイルを提案しています。

シンプルなヘアスタイルってなんだよ・・・

先日のRaw’s Guest。

本当にシンプルな前下がりのショートボブ。

ボブの艶感や丸さを活かしたかったので、

レイヤーなどは入れずにカットしました。

(レイヤー入れると軽さや動きは出るが、

もう少しシルエットがシャープになります)

似合わせの1st STEP!〜似合うシルエット〜

Guestへの似合わせを考える時、僕は『シルエット』を何より重要にしています!

今回のような前下がりボブの場合、『ウエイト・ライン』と呼ぶこのライン

アゴラインから後頭部を結ぶこのライン。

このライン設定が似合わせに大きく影響します!

後頭部の位置が高くなると、縦長なシルエットが強調され

よりシャープでクールな印象になります。

低くなると横広なシルエットが強調され安定感のある

女性らしいシルエットになります。

 

このライン設定をGuestの女性像や髪質・骨格にどうフィットさせていくか?

ここを似合わせる時に一番、大切にしています。

Guestが自宅でセットをする時って、美容師がセットするほど「質感」って

コントロールできないと思うんですよね。

(実際、街中でみるヘアスタイルでいい質感って見ない・・・)

ただこのシルエットって、カットでしっかりと作っておけば

自宅でバァ〜っと乾かしただけで再現可能なんですよね。

なのでもっとも重要にしています!

 似合わせの2nd STEP!〜顔の見え方〜

次に顔の見え方を調整していきます!

左のスタイルの赤線のところ。

ここの長さをどうするかで顔の見え方が変わってきます。

今回は縦長な印象を見せたいので長めにしています。

逆に右のスタイルのように、短くなると顔の見える面積が増え、

横広に見えるようになるので柔らかさや軽さを感じます。

あと、前が短くなるので全体の長さも短く見えるようになります。

(トップの長さとかが違うので一概には比べられませんが・・・)

このようにまずは

①全体のシルエット

次に

②顔まわりの見え方

で似合わせを考えていきます!

(順番は逆のときもあり)

シンプルなヘアスタイルとは?

Rawが提案する【シンプルなヘアスタイル】は

この2つがしっかりと似合っているか?が重要です!

本来はもうひとつ、「質感表現」が加わるのですが

今回のヘアスタイルでは分かりづらいので割愛・・・

「自分に似合うヘアスタイルがわからない・・・」

なんて方はまずはこの二つを考えることをオススメします!

Raw Standard Cut的考察・・・

ここからは美容師向け。

今回のスタイルはRSC(Raw Standard Cutの略)でいう

【ハイポイント・グラデーションボブ】

というテクニックでカットしています。

 

このスタイル。(長さは違いますが、テクニックは一緒)

これに顔まわりのオーバーセクションにグラデーションを入れています。

そしてレイヤーは全く入っていないので、オーバーセクションはエンズセニングのみ。(毛先だけ削ぎっていう意味ね)

アンダー&ミドルセクションにはインナーセニングやスライドセニングを入れて抜け感を出しています。

ただなるべく質感を綺麗に残したいので、効果的に必要最小限のセニング(削ぎ)にしています。

髪を削ぐことが駄目なわけではなく、イメージより削ぎすぎることが駄目だと思うので、

軽さが欲しい・質感が軽いスタイルがイメージの時は、

そのイメージに対して必要最小限の削ぎが重要だと考えています!

なので軽くしたいときはレイヤーも入れるし、必要ならたくさん削ぎます。

重要なのは【最終的な仕上がりが明確かどうか?】です!

終わり方がよくわからないけど終わります!笑

 

 

 

 

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